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つぶやき
2024/05/30つぶやき
【IT業界出身者必見】早期退職後のセカンドキャリアにPMOという選択肢!培った経験を活かして社会貢献する方法とは?
早期退職後のセカンドキャリアに悩んでいるIT業界出身者の皆さまへ。
長年培ってきた経験を活かして社会貢献したいけれど、具体的にどんな仕事があるか分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、IT業界出身者が早期退職後に活躍できる選択肢として、近年注目されている「PMO」について解説します。
PMOの役割や必要とされるスキル、社会貢献に繋がる働き方などを具体例を交えて紹介します。
さらに、IT業界出身者がPMOとして活躍できる理由やキャリアパス事例、具体的な求人情報の探し方まで網羅的に解説することで、セカンドキャリアとしてPMOという選択肢があなたにとって最適な道なのかどうかを判断するための材料を提供します。
「やりがいのある仕事がしたい」「社会に貢献したい」「自分のペースで働きたい」「収入を維持したい」「スキルアップしたい」
早期退職後のセカンドキャリアには、様々な選択肢がありますが、そんなあなたにぜひおすすめしたいのが「PMO」という働き方です。
PMOとは?
PMOとは、Project Management Office(プロジェクトマネジメントオフィス)の略称で、プロジェクトを円滑に進めるための支援を行う専門組織または担当者のことを指します。
企業によっては、プロジェクト推進部、プロジェクト支援室などと呼ばれることもあります。
PMOは、組織内のプロジェクトマネジメントの成熟度を高め、プロジェクトの成功率向上を支援することを目的としています。
近年、企業のプロジェクトの複雑化・大規模化に伴い、PMOの需要は高まっており、その役割は多岐に渡ります。
例えば、PMI日本支部が発表している「PMI日本支部 プロジェクトマネジメント意識調査」によると、PMOを設置している組織は年々増加傾向にあり、2022年度は約6割の組織がPMOを設置していると回答しています。
これは、PMOがプロジェクト成功のための重要な要素として認識されつつあることを示唆しています。
PMOの役割
PMOの役割は、組織の規模や事業内容、プロジェクトの特性によって異なりますが、一般的には以下のものが挙げられます。
役 割 内 容
プロジェクト管理手法の標準化 | 組織全体で利用するプロジェクト管理テンプレート、標準プロセス、手順などを定義し、プロジェクトマネジメントの標準化を推進します。例えば、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が提供している各種テンプレートやガイドラインを参考に、自社の開発プロセスに合わせた標準化を行うケースが多く見られます。 |
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プロジェクトマネージャーの育成・支援 | プロジェクトマネージャーのスキルアップのための研修や、プロジェクト計画書の作成支援、進捗管理のアドバイスなどを行います。例えば、定期的な勉強会やワークショップを開催したり、経験豊富なPMがメンターとして若手PMを指導したりするなど、組織全体でPMの育成を支援します。 |
プロジェクト管理ツールの導入・運用 | プロジェクト管理システムの導入や、組織全体での活用を促進します。近年では、クラウド型のプロジェクト管理ツールが数多く登場しており、低コストで導入しやすい点がメリットとして挙げられます。代表的なツールとしては、AsanaやTrelloなどがあります。 |
プロジェクトのモニタリング・コントロール | 複数のプロジェクトの進捗状況やリスク、課題などを一元的に把握し、組織全体としてのプロジェクトポートフォリオ管理を行います。例えば、プロジェクトの進捗状況を可視化するダッシュボードを作成し、経営層に定期的に報告することで、組織全体のリソース配分の最適化や意思決定の迅速化を図ります。 |
PMOで求められるスキルと経験
PMOは、プロジェクトの成功を陰ながら支える、まさに「縁の下の力持ち」といえるでしょう。専門的な知識やスキルはもちろんのこと、これまでの経験を活かして活躍することができます。
スキル 詳 細
プロジェクトマネジメント知識 | プロジェクトの計画立案から実行、進捗管理、課題管理、品質管理、リスク管理など、プロジェクトマネジメントに関する幅広い知識が求められます。 |
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コミュニケーション能力 | プロジェクト関係者との円滑なコミュニケーション、調整、交渉などが求められます。関係者を巻き込み、プロジェクトを成功に導くための高いコミュニケーション能力が求められます。 |
問題解決能力 | プロジェクトを進める中で発生する様々な問題に対して、迅速かつ適切な解決策を導き出す能力が求められます。 |
ドキュメンテーション能力 | プロジェクトの進捗状況や課題、議事録などを正確に記録し、関係者間で共有するためのドキュメンテーション能力が求められます。 |
IT業界出身者がPMOで活躍できる理由
IT業界の知識や経験を活かせる
システム開発、インフラ構築、ソフトウェアテストなど、IT業界での経験は、PMO業務に直接的に活かすことができます。
そのようなIT業界での経験を通して、プロジェクトの進捗管理や課題管理、品質管理、リスク管理など、プロジェクトマネジメントに必要な基礎知識や経験を積んでいる方が多くいます。
ウォーターフォール型開発、アジャイル型開発など、様々な開発手法を経験している場合は、PMOとして対応できるプロジェクトの幅も広がります。
プロジェクトマネジメント経験を活かせる
IT業界では、プロジェクトマネジメントが重視されるため、多くのITエンジニアはプロジェクトマネジメント経験を持っています。
リーダー経験や、複数部署との調整経験などもPMO業務で活かすことができます。
システム開発プロジェクトでは、要件定義、設計、開発、テスト、リリースといった工程ごとにスケジュールとタスクを明確化し、進捗状況を日々確認しながらプロジェクトを進めていきます。
IT業界出身者は、このような経験を通して、プロジェクト全体の進捗を把握し、遅延が発生している場合はその原因を分析し、リカバリープランを立案する能力を身につけていることが多いです。
コミュニケーション能力を活かせる
ITプロジェクトは、プロジェクトマネージャー、システムエンジニア、プログラマー、デザイナー、顧客多くの関係者が関わるため、コミュニケーション能力が非常に重要になります。
これまでの経験で培ってきた、顧客折衝やチームメンバーとのコミュニケーション能力は、PMOとしても大いに役立ちます。
これは、PMOとしてプロジェクト関係者間の調整や合意形成を行う上で非常に役立ちます。
PMOを通して社会貢献する方法
PMOは、様々な業界・業種のプロジェクトに携わることができるため、自身の経験やスキルを活かして社会貢献したいと考えている方に最適なキャリアパスだと言えます。
公共機関や大規模プロジェクトでのPMO
例えば、国や地方自治体のシステム開発プロジェクトや、大規模なインフラ整備プロジェクトなどに携わることで、国民生活の基盤を支え、社会全体の発展に貢献することができます。
特に近年では、マイナンバーカード関連システムや、防災情報システムなど、社会インフラとしてのITシステムの重要性が増しており、経験豊富なIT人材が求められています。
社会課題解決を目指す企業でのPMO
近年、SDGs(持続可能な開発目標)への意識の高まりから、環境問題や貧困問題など、社会課題の解決に取り組む企業が増えています。そのような企業のプロジェクトにPMOとして参加することで、自身のスキルを社会貢献に繋げることができます。
例えば、再生可能エネルギーの導入プロジェクトや、途上国への教育支援プロジェクトなどに携わることができます。
若手PMの育成・サポート
長年培ってきたプロジェクトマネジメントの経験やスキルを活かして、若手PMの育成・サポートを行うことも、大きな社会貢献になります。IT業界の将来を担う人材を育成することで、業界全体の活性化に貢献することができます。
例えば、PMOとしてプロジェクト全体の進捗管理や品質管理を行うだけでなく、若手PMに対して、マンツーマンで指導を行ったり、勉強会を開催したりすることで、彼らの成長を支援することができます。
若手SE,PGの育成的PMO(クリーンアーキテクチャ、品質向上のためのテスト支援)
高品質なソフトウェア開発に必要となるスキル・知識を活かし、若手SEやPGの育成を行うことで、IT業界全体のソフトウェア開発力の向上に貢献します。
早期退職後のPMOという選択肢
早期退職後は、時間に余裕が生まれるため、自身の興味関心やライフスタイルに合わせて仕事を選ぶことができます。
PMOは、経験やスキルを活かして社会貢献できるだけでなく、自分のペースで働くことも可能です。
そのため、セカンドキャリアとしてPMOを選ぶ方が増えています。
時間的な余裕
PMOは、プロジェクトの進捗状況や関係者との調整など、柔軟な働き方が求められる場面も多いですが、実績が認められると自分のペースで仕事を進めることができる現場も多くあります。
経験とスキルを活かせる
PMOは、プロジェクトマネジメントの知識や経験、コミュニケーション能力など、これまでのキャリアで培ってきたスキルを活かせる仕事です。
そのため、ブランクがある方でも、比較的、仕事に復帰しやすいというメリットがあります。
また、PMOとして経験を積むことで、さらにスキルアップを目指せる環境もあります。
社会貢献性が高い
PMOは、プロジェクトの成功を支援することで、企業の成長や社会の発展に貢献することができます。そのため、社会貢献性の高い仕事に就きたいと考えている方にもおすすめです。
特に、公共機関やNPO法人などのプロジェクトに携わることで、より直接的に社会貢献を実感することができます。
もし、あなたが「早期退職後のセカンドキャリアをどうしようか?」と悩んでいるのであれば、PMOという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか?
PMOとプロジェクトマネージャー(PM)の違い
PMOとプロジェクトマネージャー(PM)は、どちらもプロジェクトの成功に重要な役割を担いますが、その役割や責任範囲は異なります。
項 目 PMO プロジェクトマネージャー(PM)
役割 | プロジェクトマネジメントの支援、組織全体のプロジェクトマネジメント成熟度向上 | 個々のプロジェクトの目標達成、プロジェクトの成功 |
---|---|---|
責任範囲 | 組織全体のプロジェクト(PMOは、複数のプロジェクトを横断的に見て、組織全体のプロジェクトマネジメントの効率化や標準化を推進します。) | 担当するプロジェクト(PMは、担当するプロジェクトのQCD(品質、コスト、納期)を管理し、プロジェクト目標の達成に責任を負います。) |
権限 | プロジェクトへの助言、指導(PMOは、PMに対してプロジェクトマネジメントに関する助言や指導を行うことができますが、最終的な意思決定権限はPMにあります。) | プロジェクトチームの編成、予算管理、意思決定(PMは、プロジェクトを遂行するために必要な権限を与えられ、チームメンバーを指揮し、プロジェクトを推進します。) |
PMOは、プロジェクトマネジメントのプロフェッショナルとして、PMに対して助言や指導を行う立場ですが、最終的な意思決定はPMが行います。
PMOは、複数のプロジェクトを俯瞰的に見て、組織全体のプロジェクトマネジメントの成功を支援する役割を担います。
PMOとPMは、それぞれ異なる役割と責任を担っていますが、互いに協力し合うことで、プロジェクトの成功率を高めることができます。
PMOとして取得しておくと有利な資格
PMOとして働く上で、必ずしも資格が必要とされるわけではありませんが、資格を取得することで、プロジェクトマネジメントに関する知識やスキルを客観的に証明することができます。
また、資格取得のための学習を通して、実践的な知識やスキルを身につけることができます。
PMOとして取得しておくと有利な資格には、以下のようなものがあります。
PMP(Project Management Professional)
PMI日本支部が提供する、国際的に認められたプロジェクトマネジメントの資格です。
PMBOKガイドに基づいた知識やスキルを有することを証明できます。
PRINCE2(Projects IN Controlled Environments)
AXELOSが提供する、プロジェクトマネジメントのベストプラクティスを体系化した資格です。
プロセスベースのプロジェクトマネジメント手法を習得できます。
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)
AXELOSが提供する、ITサービスマネジメントのベストプラクティスを体系化した資格です。
ITサービスの品質向上や効率化に貢献できる知識を習得できます。
P2M(Project and Program Management)
情報処理推進機構が提供する、日本独自のプロジェクトマネジメント資格です。
日本のビジネス慣習に合わせたプロジェクトマネジメント手法を習得できます。
これらの資格は、国際的に認められているものから、日本独自の資格まで、さまざまな種類があります。
自身のキャリアパスや目指すPMO像に合わせて、適切な資格を選択することが重要です。
資格取得は、自身のスキルアップだけでなく、転職活動やキャリアアップにおいても有利に働く可能性があります。
IT業界出身者に向けたPMOキャリアパス事例
IT業界での経験を活かしてPMOとして活躍するイメージを具体的にするために、ここでは代表的なキャリアパス事例を2つ紹介します。IT業界出身者は、これまでの経験やスキルを活かして、様々なプロジェクトでPMOとして活躍できます。業務内容はもちろんですが、ここではそれぞれのキャリアパスで得られるやりがいや、キャリアアップについても詳しく解説していきます。
システム開発プロジェクトにおける品質管理PMO支援
プロジェクトの品質計画書の作成支援
プロジェクトの規模や特性に応じた品質計画書の作成を支援します。
具体的には、品質目標の設定、品質評価指標の定義、品質保証活動の計画などを実施します。
過去のプロジェクトの経験を踏まえ、品質リスクを洗い出し、具体的な対策を立案していくことが重要となります。
開発プロセスや成果物のレビュー
開発プロセスや成果物が、品質基準や計画に沿っているかどうかをレビューします。
レビューでは、チェックリストを用いたり、関係者を集めたレビュー会議を開催したりします。
指摘事項については、開発チームと連携して改善を促し、品質向上を図ります。
課題管理、リスク管理の支援
プロジェクトにおける課題やリスクを特定し、その影響度や発生確率を分析します。
そして、適切な対応策を検討し、関係者への報告や対応の推進を行います。
課題管理表やリスク管理表を作成し、進捗状況を定期的に確認することが重要です。
また、状況に応じて、エスカレーションなどの対応も求められます。
品質向上のための改善策の提案
プロジェクトの品質目標達成に向けて、現状を分析し、具体的な改善策を提案します。
例えば、開発プロセスの改善、テスト体制の強化、品質管理ツールの導入などを提案します。
関係者に対して、改善策の必要性を理解してもらい、合意形成を図りながら進めていくことが重要となります。
関係部署とのコミュニケーション、調整
プロジェクトの関係部署(開発チーム、顧客、外部ベンダーなど)とのコミュニケーションを円滑に進め、調整を行います。
品質に関する情報共有や課題解決に向けた議論などを積極的に行い、関係者間の合意形成を図ります。
このキャリアパスにおける具体的なステップアップ例
ステップ1
PMOアシスタントとして、大規模プロジェクトの立ち上げをサポートする。
先輩PMOの指導のもと、プロジェクト計画書の作成補助、議事録作成、資料作成などを担当する。大規模プロジェクトにおける業務の流れや、必要な知識を習得していく。
ステップ2
PMOとして、大規模プロジェクトの立ち上げをサポートする。
要員計画や予算計画の策定、関係部署との調整、プロジェクト進捗管理ツールの導入・運用などを担当する。
PMと連携し、プロジェクトの立ち上げを成功に導く役割を担う。
ステップ3
経験と実績を積むことで、将来的には、大規模プロジェクトのPMOリーダーやプロジェクトマネージャーなどを目指すことができる。
プロジェクト全体を統括する立場として、プロジェクトの成功に向けて、リーダーシップを発揮していく。
上記はあくまで一例であり、PMOの仕事内容は多岐にわたります。
自身の経験やスキル、興味関心に基づいて、最適なキャリアパスを選択することが重要です。
独立行政法人 情報処理推進機構「プロジェクトマネージャへの期待と役割」も参考にしてみてください。
PMOは、あなたの経験とスキルを活かし、社会に貢献しながら、やりがいと充実感を得られる仕事
具体的な企業の取り組みとしては、経済産業省が推進する「DX人材育成」などがあります。
DX人材とは、企業のデジタル化を推進できる人材のことで、PMOはその中核を担う存在として期待されています。
政府としても、DX人材の育成を支援しており、今後ますます需要が高まっていくことが予想されます。
また、PMOとして働くためには、PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)などの知識を習得しておくことが重要です。
PMBOKは、プロジェクトマネジメントに関する国際的な標準であり、PMOとして働く上で必要な知識が体系的にまとめられています。
PMBOKの資格を取得することで、自身のスキルを客観的に証明することもできます。
早期退職後のセカンドキャリアとして、PMOは非常に魅力的な選択肢の一つです。
自身の経験やスキルを活かして、社会に貢献しながら、やりがいと充実感を得られるPMOの仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか?
なお当社はIT×キャリアというキーワードで100名以上のエンジニアの方のキャリアの相談に乗った経験のあるベテランコンサルタントが複数おりますので、色々な視点から情報収集をするという点でも是非お気軽に当サービスにお問い合わせください!
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