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2025/10/20業界情報

【最新版(後編)】AWSエンジニア必見!リモートと常駐、どちらを選ぶ?SES市場のトレンドが示す市場価値とメリットデメリットと今後の市場見通し

みなさんこんにちは!

DigitraWith運営事務局です。


前々回は本シリーズ中編としてAWSエンジニア向けに市場性、常駐、フルリモなどの働き方についてのお話をしましたが、本編は後編としてそれぞれの働き方のメリットデメリット、キャリアそしてまとめについてお話しできればと思います。


5. AWSエンジニアの常駐ワークのメリットとデメリット

5.1 常駐ワークのメリット チーム連携と成長機会

AWSエンジニアが常駐型プロジェクトで働くことには、リモートワークでは得にくい独自のメリットが存在します。特に、チームとの密な連携と、そこから生まれる多様な成長機会は、常駐ワークの大きな魅力と言えるでしょう。

主なメリットは以下の通りです。

  • 直接的なコミュニケーションと迅速な課題解決
    プロジェクトメンバーや顧客と対面でコミュニケーションを取ることで、非言語情報を含めた意思疎通が格段にスムーズになります。これにより、疑問点や課題の即時解決が可能となり、プロジェクトの進行が加速します。また、偶発的な会話から新しいアイデアが生まれたり、潜在的な問題が早期に発見されたりすることもあります。

  • オンサイトでの情報共有とセキュリティ確保
    機密性の高いシステムや情報を取り扱うプロジェクトでは、物理的に同じ場所にいることがセキュリティ要件を満たす上で重要となる場合があります。情報漏洩リスクを低減しながら、必要な情報へのアクセスが容易になり、スムーズな業務遂行に繋がります。

  • 企業文化への深い理解と貢献
    顧客企業に常駐することで、その企業の文化、業務プロセス、そしてビジネスの根幹にある考え方を肌で感じることができます。これにより、単なる技術提供に留まらない、より深いレベルでの貢献が可能となり、プロジェクトへの帰属意識も高まります。

  • OJT(On-the-Job Training)を通じた実践的なスキルアップ
    経験豊富な先輩エンジニアやチームリーダーから、実務を通じて直接指導を受けたり、フィードバックを得たりする機会が豊富にあります。これにより、座学だけでは得られない実践的なトラブルシューティング能力や、現場で活かせるノウハウを効率的に習得できます。新しい技術や大規模プロジェクトへの参加機会も得やすい傾向にあります。

  • キャリアパスの明確化と評価の可視性
    常駐先での活躍が直接的に評価されやすく、顧客企業内での信頼構築や、将来的なリーダーシップポジションへの道筋が見えやすくなります。SES企業にとっても、顧客からの高い評価は次の案件獲得に繋がり、エンジニア自身の市場価値向上にも寄与します。

5.2 常駐ワークのデメリット 通勤と環境の変化

一方で、常駐ワークには、リモートワークとは異なるいくつかのデメリットも存在します。これらを理解し、自身のライフスタイルやキャリアプランと照らし合わせることが重要です。

主なデメリットは以下の通りです。

  • 通勤による時間的・精神的負担
    毎日の通勤は、時間的な拘束だけでなく、満員電車によるストレスや疲労を伴います。特に長距離通勤の場合、プライベートな時間の確保が難しくなり、ワークライフバランスに影響を与える可能性があります。

  • 勤務場所の固定化と柔軟性の欠如
    特定のオフィスに勤務が固定されるため、働く場所の選択肢が限定されます。引っ越しや家族の事情など、ライフイベントに合わせた柔軟な働き方が難しい場合があります。

  • 人間関係の構築と環境適応のストレス
    プロジェクトや顧客が変わるたびに、新しいチームメンバーや企業文化に適応する必要があります。人間関係の構築に時間と労力がかかり、合わない環境や人間関係に直面した場合のストレスも考慮する必要があります。

  • オフィス環境への依存と制約
    顧客企業のオフィス環境やPC環境、開発ツールなどに依存するため、個人の好みに合わせたカスタマイズや自由な作業環境の構築が難しい場合があります。また、服装規定や勤務時間など、会社ごとのルールに従う必要があります。

5.3 常駐AWSエンジニアに求められるスキルと適性

常駐型プロジェクトで活躍するAWSエンジニアには、技術力だけでなく、対人スキルや環境適応能力が特に重要視されます。以下に、常駐AWSエンジニアに求められる主なスキルと適性をまとめました。

カテゴリ 求められるスキル・適性 詳細
コミュニケーション能力 対面での円滑な意思疎通 チームメンバーや顧客との密な連携が求められるため、明確かつ建設的なコミュニケーションが不可欠です。技術的な内容を分かりやすく説明したり、相手の意図を正確に汲み取ったりする能力が重視されます。
報連相(報告・連絡・相談)の徹底
傾聴力、質問力
非エンジニアとの連携能力
適応能力と柔軟性 新しい環境・チームへの順応 プロジェクトごとに異なる顧客企業やチームに参画するため、迅速に新しい環境に馴染み、そのルールや文化に適応する能力が求められます。予期せぬ変更や課題にも柔軟に対応できることが重要です。
異なる企業文化への理解
変化への対応力
問題解決能力 現場での迅速なトラブルシューティング オンサイトで発生するシステム障害や技術的な課題に対し、その場で迅速に原因を特定し、解決策を実行する能力が求められます。顧客やチームと協力しながら、最適な解決策を導き出す力が重要です。
論理的思考力
原因分析と対策立案
情報セキュリティ意識 機密情報保護の徹底 顧客企業の機密情報やシステムに直接触れる機会が多いため、情報セキュリティに対する高い意識と厳格な遵守が不可欠です。物理的なセキュリティ対策への理解も求められます。
物理的セキュリティへの理解
情報漏洩リスク管理
専門知識と実践力 AWSの深い知識と実務経験 もちろん、AWSに関する専門知識と、それを現場で実践的に活用できる能力は大前提です。顧客のビジネス要件に合わせて最適なAWSソリューションを提案・実装できるスキルが求められます。
アーキテクチャ設計・構築・運用スキル
クラウドセキュリティの知識


6. AWSエンジニアの市場価値を高めるキャリア戦略と今後の見通し

AWSエンジニアとして長期的に活躍し、高い市場価値を維持するためには、継続的な学習と戦略的なキャリア構築が不可欠です。ここでは、具体的なスキルアップ方法、実績の示し方、そしてAWS市場の将来性を見据えたキャリアパスについて解説します。

6.1 スキルアップと資格取得による市場価値向上

AWSのサービスは日々進化しており、新しい技術や機能が次々とリリースされます。これに追随し、自身のスキルを常にアップデートしていくことが、市場価値を維持・向上させる上で最も重要な要素となります。

6.1.1 AWS認定資格の戦略的取得

AWS認定資格は、AWSに関する知識とスキルを客観的に証明する強力なツールです。特に、自身の専門分野や目指すキャリアパスに合わせて戦略的に取得することで、企業からの信頼度や評価を大きく高めることができます。


資格名(略称) 主な対象者・特徴 市場価値への影響
ソリューションアーキテクト – アソシエイト (SAA) AWSでのシステム設計・構築の基礎を証明。多くの企業で必須スキルとされる。 AWSエンジニアとしての基礎力を証明し、求人応募の選択肢を広げる
デベロッパー – アソシエイト (DVA) AWSサービスを用いたアプリケーション開発スキルを証明。 開発能力とクラウド連携の強みを示し、開発系プロジェクトでの評価を高める
SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト (SOA) AWS環境の運用・管理、監視、トラブルシューティングスキルを証明。 安定稼働と効率的な運用に貢献する運用・保守系プロジェクトでの需要が高い
ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル (SAP) 複雑な大規模システムの設計、移行、最適化に関する高度な知識を証明。 高度な設計力とリーダーシップを示し、アーキテクトやリードエンジニアへの道を開く
DevOpsエンジニア – プロフェッショナル (DOP) CI/CD、自動化、運用改善など、DevOpsプラクティスの実践能力を証明。 開発と運用の橋渡し役として、生産性向上に貢献できる人材として評価される
セキュリティ – スペシャリスト (SCS) AWS環境におけるセキュリティ設計、実装、運用に関する専門知識を証明。 セキュリティ専門知識で差別化し、セキュリティ重視のプロジェクトで重宝される
データアナリティクス – スペシャリスト (DAS) AWSのデータサービスを用いたデータ分析基盤の構築・運用スキルを証明。 データ活用ニーズに対応できる専門家として、データ系プロジェクトでの価値が高い
機械学習 – スペシャリスト (MLS) AWSの機械学習サービスを用いたAI/MLソリューションの開発スキルを証明。 最先端技術への対応力を示し、AI/ML関連プロジェクトでの市場価値を高める


これらの資格はあくまで知識の証明であり、実際の経験と組み合わせることで真価を発揮します。実務を通して得た経験を資格で裏付け、さらに上位資格を目指すことで、継続的に市場価値を高めることができます。

6.1.2 最新技術トレンドへのキャッチアップ

AWSエンジニアとして競争力を保つためには、常に最新の技術トレンドを追いかける必要があります。特に以下の分野は、今後のAWS市場でさらに重要性が増すと予想されます。

  • コンテナ技術: Docker、Kubernetes、Amazon EKS/ECSなどの利用は、マイクロサービス化やDevOps推進において不可欠です。
  • サーバーレスアーキテクチャ: AWS Lambda、API Gateway、DynamoDBなどを活用したサーバーレス開発は、運用コスト削減や開発効率向上に寄与します。
  • Infrastructure as Code (IaC): Terraform、AWS CloudFormationなどを用いたインフラのコード化は、環境構築の自動化と再現性を高めます。
  • DevOps/SREプラクティス: CI/CDパイプラインの構築、監視・運用自動化、信頼性エンジニアリングの知識は、モダンな開発・運用において必須です。
  • セキュリティ: クラウドセキュリティの専門知識は、サイバー攻撃のリスクが高まる中で、常に高い需要があります。
  • データ分析・機械学習: Amazon SageMaker、Amazon Redshift、Amazon Athenaなどのサービスを活用し、データドリブンな意思決定を支援するスキルは、ビジネス価値創出に直結します。

これらの技術を学習し、実際に手を動かして経験を積むことが、市場から求められる希少性の高い人材となるための鍵です。

6.2 ポートフォリオと実績が示す市場価値

どんなに優れたスキルや資格を持っていても、それを具体的な「実績」として示せなければ、市場価値は十分に評価されません。自身のスキルを可視化し、成果として提示できるポートフォリオを構築することが重要です。

  • 実務での成果: 担当したプロジェクトでの具体的な貢献(例:システム構築、運用改善、コスト削減、パフォーマンス向上など)を定量的に示しましょう。「〇〇を導入し、運用コストを〇〇%削減した」「システムの応答速度を〇〇秒改善した」といった具体的な数字は、採用担当者やクライアントに強い印象を与えます。
  • 個人開発プロジェクト: 業務外でAWSを利用して構築したアプリケーションやシステムは、あなたの技術的好奇心と実践力を示します。GitHubでコードを公開し、アーキテクチャ図や工夫した点などをREADMEに詳細に記述しましょう。
  • 技術ブログやQiitaなどでの情報発信: 自身の学習した内容や、遭遇した課題とその解決策などをアウトプットすることで、知識の定着だけでなく、技術コミュニティへの貢献意欲や学習意欲を示すことができます。
  • OSSへの貢献: オープンソースソフトウェアへの貢献は、実際の開発プロセスへの参加経験と、コミュニティでの協調性を示す良い機会となります。
  • 登壇や技術コミュニティ活動: 技術イベントでの登壇や、AWSユーザーグループなどのコミュニティ活動への参加は、知識の共有意欲とリーダーシップを示すことができます。

これらの活動を通じて、単なる「できる」ではなく、「何ができて、どのような成果を出せるのか」を具体的に示すことで、あなたの市場価値は飛躍的に向上します。

6.3 AWS市場の将来性とキャリアパス

クラウド市場は今後も拡大を続けると予測されており、その中でもAWSは圧倒的なシェアを誇っています。この成長市場において、AWSエンジニアの需要は引き続き高い水準で推移すると見込まれます。

6.3.1 AWS市場の成長と新たな技術領域

クラウドサービスの普及は、あらゆる産業のデジタルトランスフォーメーションを加速させています。特に、AI/機械学習、IoT、データ分析、エッジコンピューティングといった分野でのAWSの活用は目覚ましく、これらの領域での専門知識を持つAWSエンジニアの需要はさらに高まるでしょう。

  • AI/機械学習: Amazon SageMakerをはじめとするAI/MLサービスを活用し、ビジネス課題を解決できるエンジニア。
  • IoT: AWS IoT Coreなどを利用し、デバイスとクラウドを連携させるシステムを構築できるエンジニア。
  • データ分析: Amazon Redshift、Amazon Athena、AWS Glueなどを駆使し、大規模データの収集・分析基盤を構築できるエンジニア。
  • エッジコンピューティング: AWS Outposts、AWS Wavelengthなどを利用し、低レイテンシや規制対応が求められる環境でシステムを構築できるエンジニア。

これらの先端技術領域に早期から関わり、専門性を深めることで、将来にわたって高い市場価値を維持することが可能です。

6.3.2 多様なキャリアパスの選択肢

AWSエンジニアとしてのキャリアパスは多岐にわたります。自身の興味や強みに合わせて、様々な選択肢を検討できます。

  • スペシャリスト: 特定のAWSサービス(例:データベース、セキュリティ、ネットワーク)や技術領域(例:DevOps、サーバーレス)に特化し、その分野のエキスパートを目指す。
  • クラウドアーキテクト: 顧客のビジネス要件に基づき、AWS上で最適なシステムアーキテクチャを設計する役割。幅広い知識と高い設計能力が求められます。
  • DevOps/SREエンジニア: 開発と運用の連携を強化し、システムの信頼性、効率性、スケーラビリティを向上させる役割。自動化やモニタリングのスキルが重要です。
  • セキュリティエンジニア: AWS環境におけるセキュリティ対策の設計、実装、運用、監査を行う役割。セキュリティに関する深い知識と経験が求められます。
  • プロジェクトマネージャー/テックリード: 技術的な知識を活かしつつ、プロジェクト全体の進行管理やチームの技術的な方向性をリードする役割。
  • フリーランス/独立: 自身のスキルと実績を武器に、企業から独立してプロジェクトを受注する働き方。高い専門性と自己管理能力が求められます。

どのパスを選ぶにしても、継続的な学習と実践を通して、自身の市場価値を高め続ける努力が、AWSエンジニアとしての成功に繋がります。

7. まとめ

AWSエンジニアの働き方は、リモートワークと常駐型プロジェクトの双方に需要があり、それぞれに独自のメリットとデメリットが存在します。SES市場においても、個人のスキルセットや実績、コミュニケーション能力などによって市場価値が評価されるため、自身のキャリア目標やライフスタイルに合わせた選択が重要です。将来にわたり高い市場価値を維持するためには、常に最新のAWS技術を習得し、資格取得や実践的な経験を積むことが不可欠です。どちらの働き方を選んだとしても、継続的な学習と自己成長が、AWSエンジニアとしての成功と安定したキャリアを築く鍵となるでしょう。

最後に、おひとりでキャリアについて人生に向き合って試行錯誤されることも大事なのですがいろんな視野、視座、視点からの情報も大変有意義だと思いますので、今まで1000人以上のエンジニアの方と一緒に仕事をしてきたキャリア20年超のコンサルタントに中長期的なキャリア戦略や直近の案件相談などお気軽にご連絡ください。壁打ち相手がいることはとても有用だと思いますのでお役に立てますと幸いです。

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