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2024/10/16業界情報

フリーランスも正社員も!リモートワークITエンジニア案件数の増減と市場見通し_その②

みなさんこんにちは!DigitraWith運営事務局です。
今回は前々回のブログの続きを投稿いたします。
https://digitrawith.jp/special/blog/detail/98/

前回は、リモートワークの市場について投稿いたしましたが、今回はその続きとして、正社員としてのリモートワークの求人数の推移、今後の市場の見通しなどについてお伝えしたいと思います。

3. 正社員ITエンジニアにおけるリモートワーク求人の増減

3.1 リモートワークを導入する企業の増加

パーソル総合研究所の調査によると、2022年4月時点で従業員1,000名以上の企業におけるリモートワーク導入率は85.6%に達しています。情報通信業界は90.0%と、特に高い導入率を示しています。 参考:パーソル総合研究所「令和3年度 テレワーク勤務の実施状況に関する調査」

この背景には、コロナ禍によって多くの企業がリモートワークの有効性を認識したことが挙げられます。また、従業員のワークライフバランス向上や優秀な人材の確保といった観点からも、リモートワーク導入のメリットが見直されています。

3.2 業種・職種別のリモートワーク求人の推移

リモートワーク求人は、IT業界全体では増減が分かれる傾向にあります。特に、以下の業種・職種においては傾向が強いです。

業種職種リモートワーク求人の状況
Web系企業Webエンジニア、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア急増
ITコンサルティングファームITコンサルタント、システムコンサルタント増加
ソフトウェア開発会社システムエンジニア、プログラマー、アプリケーションエンジニア増加
金融機関金融系システムエンジニア、セキュリティエンジニア増加傾向

3.3 今後の正社員ITエンジニアにおけるリモートワーク求人の見通し

リモートワークは、もはや一時的なトレンドではなく、働き方の一つとして定着していくと考えられます。特に、以下の様な特徴を持つ企業において、リモートワーク求人が増加する可能性が高いでしょう。

3.3.1 企業文化:柔軟な働き方や従業員の自主性を重視する企業文化

3.3.2 事業内容:場所にとらわれずに業務遂行が可能な、デジタル化が進んだ事業内容

3.3.3 人材ニーズ:高度な専門知識やスキルを持つ人材を求めている

一方で、リモートワークの導入が難しい業種や職種も存在します。例えば、製造業や医療現場など、現場での作業が必須となる場合は、リモートワークへの移行は難しいでしょう。また、顧客との対面でのコミュニケーションが重要な営業職なども、リモートワークの導入は限定的になる可能性があります。

このように、リモートワーク求人の増加は、業種や職種によって異なる傾向を示すと考えられます。

4. リモートワークITエンジニアの市場見通し:スキル需要や働き方の変化

リモートワークが浸透するIT業界において、市場見通しを立てるには、将来的なスキル需要と働き方の変化を理解することが重要です。

4.1 需要が高まるITスキル

4.1.1 AI・機械学習関連

  • Pythonなど、AI・機械学習に用いられるプログラミング言語のスキル
  • TensorFlow、PyTorchなどの機械学習ライブラリ・フレームワークの知識
  • データ分析、統計モデリングの経験

AI・機械学習関連のスキルは、今後ますます需要が高まると予想されます。企業は、リモートワーク環境でも、これらのスキルを持つ人材を求めています。

出典:経済産業省 - IT人材需給に関する調査


4.1.2 クラウド関連

リモートワークの普及に伴い、クラウドサービスの利用が拡大しています。そのため、クラウド関連のスキルを持つエンジニアの需要も高まっています。中でも、AWS(Amazon Web Services)、Microsoft Azure、Google Cloud Platformといった主要なクラウドプラットフォームに関する知識は重要です。具体的には、以下のようなスキルが求められます。

  • クラウドプラットフォーム上でのシステム構築・運用経験
  • クラウドサービスのセキュリティ対策に関する知識
  • クラウドコスト管理のノウハウ

クラウド関連のスキルは、リモートワーク環境においても必須のスキルとなりつつあります。企業は、クラウド技術を活用できる人材を求めています。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構 - ITスキル標準


4.1.3 サイバーセキュリティ関連

リモートワークの増加に伴い、サイバー攻撃のリスクも高まっています。そのため、企業はセキュリティ対策に力を入れており、セキュリティ関連のスキルを持つ人材の需要が高まっています。特に、以下の様なスキルを持つ人材は、市場価値が高いと言えるでしょう。

  • ネットワークセキュリティ、Webアプリケーションセキュリティに関する知識
  • セキュリティインシデント対応の経験
  • セキュリティ監査、脆弱性診断のスキル

サイバーセキュリティ関連のスキルは、リモートワーク環境の安全性を確保するために不可欠です。企業は、セキュリティ意識の高い人材を求めています。

出典:内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)

4.2 働き方の多様化

リモートワークの普及により、フルリモートワーク、ハイブリッドワークなど働き方も多様化しています。

5. リモートワークITエンジニアとして働くための準備と心構え

5.1 必要なスキルと経験

リモートワークITエンジニアとして働く場合、当然ながら企業はリモート環境でも高いパフォーマンスを発揮できる人材を求めています。


5.1.1 技術スキル

ITエンジニアには、専門分野に関する深い知識とスキルが求められます。特に、リモートワークでは、自分で問題解決を行う場面も多いため、確かな技術力が必要です。

  • プログラミング言語:開発案件では、Java、Python、PHP、Ruby、JavaScriptなど、様々なプログラミング言語のスキルが求められます。情報処理推進機構 ITスキル標準センター
  • データベース:Webサービスやアプリケーション開発では、データベースの知識も必要不可欠です。MySQL、PostgreSQL、Oracle Databaseなど、主要なデータベースの基礎知識や操作スキルを習得しておきましょう。
  • クラウドコンピューティング:AWS、Azure、GCPといったクラウドサービスの利用が一般的になっており、リモートワークにおいてもこれらのスキルは重宝されます。


5.1.2 経験

多くの企業では、実務経験を重視します。特に、リモートワークでは、コミュニケーションや自己管理能力が求められるため、企業は経験豊富な人材を求める傾向にあります。

  • Webサービス/アプリケーション開発経験:Webサービスやアプリケーションの開発経験は、多くの企業で求められています。特に、設計から開発、テスト、運用までの一連の流れを経験していると、即戦力として活躍できる可能性が高まります。経済産業省 IT人材政策
  • チーム開発経験:リモートワークでは、チームメンバーとのコミュニケーションが重要となります。複数人で開発を行うプロジェクト経験を通して、コミュニケーション能力やチームワークを養うことが大切です。
  • プロジェクトマネジメント経験:プロジェクトマネージャーの経験は、リモートワークでも高く評価されます。プロジェクトの進捗管理や品質管理、リスク管理などの経験は、リモート環境でも活かすことができます。


5.1.3 コミュニケーション能力

リモートワークでは、対面でのコミュニケーションが減るため、チャットやビデオ会議などを用いたコミュニケーション能力が重要となります。円滑なコミュニケーションを心がけ、誤解のないように相手に伝えることが大切です。

  • 報連相、文章力傾聴力、その他:積極的な情報共有、定期的なコミュニケーションも情報の同期という意味ではもとより関係性の構築、深化、維持という点でも意外と効果は大きい部分です。

5.2 リモートワークに適した環境づくり

  • コミュニケーションツール:Slack、Microsoft Teams、Zoom、Chatwork
  • タスク管理ツールTrello、Asana、Backlo、Redmine

さてこの記事では、リモートワークITエンジニアの案件数の増減と市場見通しについて解説しました。
コロナ禍によるリモートワークの普及やIT人材不足を背景に、フリーランス・正社員問わずリモートワークITエンジニアの案件数は増加傾向にあります。
特に、Web開発、アプリ開発、インフラストラクチャといった分野での需要が高く、今後もこの傾向は続くと予想されます。
また、AI・機械学習、クラウド、サイバーセキュリティといった先端ITスキルへの需要も高まっており、リモートワークITエンジニアとしての市場価値を高めるためには、これらのスキル習得が重要となるでしょう。
働き方も多様化しており、フルリモートワークやハイブリッドワークなど、自身のライフスタイルに合わせた働き方を選択できるようになってきています。
リモートワークITエンジニアとして活躍するためには、必要なスキルと経験を積み、リモートワークに適した環境を整え、円滑なコミュニケーションを図ることが重要です。

今回、リモート市場の動向についてお話ししましたが、最新の傾向、今後の推移などより詳しくお聞きしたい方はDW運営事務局におきがるにおといあわせください!
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